望月瞳 写真展 ―輪廻の島―
展示期間 2015年3月1日(日)~4月30日(木)
沖縄諸島は、生と死を同時に思い起こさせる場所です。
悲しさや逞しさ、明るさや絶望が同時に存在していて、そこに行くといつも人間らしい生々しい気持ちが蘇ってきます。
初めて沖縄の離島の、白砂の小道を歩いた時、あたりには人っ子一人いなく静寂に包まれていました。太陽は今まで見たこともない強さで、道一杯の白砂に強烈に反射しており、木々の陰は黒く、まるで自分が盲目になったかのような、ぽっかりと穴が開いたかのような黒でした。その明るさと暗さのコントラストは、まるで色彩をすべて消し去ったかのようでした。
その景色は狂気を感じさせて、恐ろしくなった私は小走りでその場から離れました。今思うと、その光景は生と死の両方を同時に語っていたのかもしれません。
この写真を見返して改めて感じたことは、生と死が同じレベルにあるように、美しい海や野、子供、家族、ヤギの姉妹、墓地、すべてが同じレベルで存在しており、この写真の中のものは皆死に向かい輪廻してまた生き返るその一部だということでした。
もしかして、私は子供の頃からこのような物語を無意識にこの島から感じ取り、惹かれていたのかもしれません。今回、このような考えからタイトルを「輪廻の島」と名づけました。
望月 瞳
[作家プロフィール]
写真家 望月 瞳(もちづき ひとみ)
【略歴】
武蔵野美術大学 短期大学部 生活デザイン科 卒業。
中学生の頃より絵画、デザインを学び始める。
武蔵野美術大学在学中に写真の基礎を学び、写真制作を始める。
卒業後デザイン会社勤務を経て、大手コマーシャルフォトグラフィースタジオ「STUDIO FOBOS」に勤務、プロフェッショナルとして写真のスキルを磨く。
東京でいくつかの雑誌撮影を手がけた後、ニューヨークに渡米。「Delta enterprise」の広告写真等を撮影、同時にアーティストとしてファインアートフォトグラフィーを発表し続けている。
静岡市出身、ニューヨーク在住。
website:http://www.hitomimochizuki.com
- 【Solo Exhibition】
- 2008 [Blue] / Facial Index(New York)
- 2011 [Synchronization] / Paprika(New York)
- 2013 [ 恋ぬ花-Kuinu hana-] / Consulate General of Japan in NYC(New York)
- 【Selected Group Exhibition】
- 2011 [Grand Opening:Round #1] / Lambert Fine Arts(New York)
- 2012 [ALGEDONICS] / DACIA Gallery(New York)
- 2012 [Beyond 1 lens & Oer 100 eyes] / hpgrp gallery(New York)
- 2013 [The Conventional codes Of] / Lambert Fine Arts(New York)
- 2013 [Lotus photography summer group show] / hpgry gallery New York(New York)
- 2013 [Strength and Motherhood at 17th Annual DUMBO Art Under The Bridge Festival]/ Gleason's Gym(New York)
- 2014 [Fight your life at 18th Annual DUMBO Art Under The Bridge Festival]/ Gleason's Gym(New York)
- 2014 [Shizuoka art document -Collaboration with Sumie Matsuura-]/ Spac 舞台芸術公園(Japan)
山本宗平 油彩画展―いま見えるもの―
展示期間 2014年12月16日(火)~2015年2月28日(土)
今回このギャラリーにて展示をしているこれらの絵は、ポルトガルの人々や風景です。大航海時代、ポルトガルと日本をつなげたものは海でした。
その海をテーマとしたこのフェルケール博物館のギャラリーで、ポルトガルの展示が出来ることをとても嬉しく思います。
大航海時代の栄光は影を潜めたポルトガルという国ですが、あの眩しく、色彩を負かそうとする光や、どこか切なさをもつ人々に私は魅せられ、大切な題材の一つとして描き続けています。
山本宗平
[作家プロフィール]
山本 宗平(やまもとそうへい)
【略歴】
1980年 東京に生まれる 静岡県藤枝市で育つ
1999年 渡米
2002年 サンフランシスコのAcademy of Art University 油画科に入学
2006年 Academy of Art University を卒業 帰国
- 【個展】
- 2006年 ホテルアソシア静岡
- 2007年 Gallery エクリュの森(三島)
- 2008年 箱根彫刻の森美術館内AOMギャラリー
- Gallery エクリュの森
- 2009年 Happy Farm Gallery(島田)
- 2010年 アートカゲヤマ
- Gallery エクリュの森
- 2011年 静岡カントリー浜岡コース&ホテル
- アートカゲヤマ
- 2012年 Gallery エクリュの森
- ガレリア原宿(東京)
- 静岡カントリー浜岡コース&ホテル
- 2013年 ギャラリー尾形(福岡)
- 静岡カントリー浜岡コース&ホテル
- 2014年 ギャラリー尾形
- 静岡カントリー浜岡コース&ホテル
- Gallery エクリュの森
- 【展示】
- 2014年 代官山ヒルサイドテラス(ポルトガル大使主催)
- 【出版】
- 2012年 山本宗平画文集 “世界は物語で出来ている。” 求龍堂
内海健夫展
展示期間 8月1日(日)~10月13日(月・祝)
[作家プロフィール]
内海健夫
1974 静岡県小笠郡大東町生まれ
2001 常葉学園短期大学 美術デザイン科 研究生 修了
現在、静岡県立美術館実技室プログラム「ねんど開放日 」インストラクタ ー、
掛川市在住
- ◎個展
- 1998 柳屋ギャラリー/焼津
- 2004 土木土木イタリアン/藤枝
- 2007 身近にあるもの/豊田市美術館ギャラリ ー/豊田
- 2010 些細な出来事 /Gallery PSYS/静岡
- 2011 日常にひそむもの/アートカゲヤマ画廊/藤枝
- 2012 atelier brahma/静岡
- 2013 アートカゲヤマ画廊/藤枝
- ◎グループ展
- 1996 常葉学園短期大学 創立30周年記念展/
静岡市民文化会館/静岡 - 1997 21-23EXHIBITION/常葉学園短期大学菊川校舎/菊川
- 1999 うつくしさの先へ。現代アート展/柳屋ギャラリ ー/焼津
THE BOOTH EXHIBITION/静岡県立美術館県民ギャラリー/静岡
TOKOHA J.C PRINTS 1998/アートカゲヤマ画廊/藤枝 - 2000 第25回全国大学版画展/町田市立国際版画美術館/町田
- 2001 ラリーEXHIBITION/GALLERY110(常葉学園短期大学菊川校舎)/菊川
- 2002 GROUP SHOW…No.1/GALLERY ROOM/藤枝
vibe/ロゼシアター(富士市文化会館)/富士 - 2005 視線の痕跡/富士芸術村/富士
- 2007 SHIZUOKA ART DOCUMENT 2007/un tissu/静岡
EXHIBITION FROM "HOMAM" 2007/旧マッケンジー邸 - 2008 EXHIBITION FROM "HOMAM" 2008/旧マッケンジー邸
風景の中のフウケイ/中勘助文学記念館/静岡 - 2010 Dish…Dish…Dish…/静岡市民文化会館/静岡
常葉学園大学創立30周年記念 art & design 展/グランシップ/静岡 - 2014 静岡の系譜/GALLERY UDONOS/静岡
- ◎その他
- 2000 第15回ホルベインスカラシップ奨学者
萩原綾乃 わたしと南の島にいきませんか Shall we go to a tropical island together?
展示期間 6月1日(日)~7月31日(木)
[作家プロフィール]
萩原綾乃 【HP】http://ayanohagiwara.com/
1986 静岡県静岡市に生まれる
2011 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻洋画研究領域 修了
現在 女子美術大学洋画研究室 専任助手
- ◎個展
- 2011 「萩原綾乃展」 銀座Gallery女子美/東京
- 2011 「point」 現代HEIGHTS Gallery DEN&.ST/東京
- 2013 NCC Shizuoka 2013展覧会企画公募EXHIBITIONS(第3回)
「漂着物:ティッシュペーパーでおおわれている軽い骨組みから
  なるおもちゃ」静岡市クリエーター支持センター/静岡 - ◎グループ展
- 2011 「富士山静岡美術派展」 MING ART GALLERY/台北
- 2012 「Limitation hug」 gsgp女子美アートセンター準備室/神奈川
- 2013 「遠浅/泥沼」 女子美ガレリアニケ/東京
- 2013 第8回ヤドカリトーキョー展覧会「交流点+」
日本橋小楼ビル2階202/東京 - ◎受賞その他
- 入選 第19回富嶽ビエンナーレ
- 入選 シェル美術賞2012
- 入選 第1回「損保ジャパン美術賞」展 FACE2013
- 入選 第8回大黒屋現代アート公募展
TAKESHI SUGIYAMA 杉山武志絵画展
展示期間 4月1日(火)~5月31日(土)
杉山武志氏
- 【略歴】
- 昭和56年 8月 静岡県大須賀生まれ
- 平成12年 3月 常葉学園菊川高等学校美術デザイン科 卒業
- 平成17年 3月 多摩美術大学油画科 卒業
- 現在 生活介護事業所風の森にて勤務しつつ作家活動中
- 【展示歴】
- 平成25年 5月 グループ展 ARTISTBATTLE(ギャラリー Yellow Passion)
- 10月 遠州横須賀街道ちっちゃな文化展
- 12月 杉山武志展(ギャラリー Yellow Passion)
- 平成26年03月 グループ展 ハクモクレン(ギャラリー Yellow Passion)
- 常葉学園菊川高等学校OBOG展