矢野敦子個展 愛しい日々の中で
展示期間 2023年2月1日(水)~3月31日(金)
矢野敦子 Atsuko Yano
1989.1.25 静岡市に生まれる。
幼少期に絵を描くことが好きで、画家を目指す。
2005.3 静岡美術学院にて絵を学ぶ
2009.10 同校吉祥寺校にて学ぶために上京
2010.2 浪人を断念
2011~2017 アルバイトをしつつ絵を描いたり描かなかったりの期間を送る
2017.3 結婚
2017.9.30 娘を出産
2018.6~ 娘がお昼寝をしてくれるようになったことを機に、お昼寝中に一日一枚のドローイングを再開。
娘を中心とした水彩画の作成を開始
2019.6 吉祥寺美術学院での勉強を再開
2020.2 西八王子 バーOSBにて作品の展示
twitter:@At10864950
Instagram:@atatatak
娘にとってかっこいい母親になりたい。
それが人生に挫けた私のきっかけになりました。
周りに置いて行かれるような感覚、自身の無力さに、ただ過ぎていく自身の人生を、傍観することしかできなかった20代。
子供を産んで、私はこの子に何を与えてあげられるだろうか。何か生きるすべを教えてあげられるのだろうか。
そう考えた時、私には精一杯生きる姿を見せることしかできないと思いました。
これは私が、一瞬だって戻せない、愛しい日々の中で、精一杯もがき、そして生きる記録です。
鈴木千晶個展 Ever changing sky Ⅱ
展示期間 2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)
鈴木 千晶 すずき ちあき
静岡市生まれ・在住。清水南高校 ( 普通科 ) 卒業。
第1期~ 3期 クリ8主催 佐々木悟郎エディトリアルイラストレーション塾を受講。
挿絵、広告、パッケージイラストなど様々な媒体・題材のイラストを制作しています。心が暖かくなる、でも甘すぎずどこかに希望とユーモアを感じるイラストを描いていきたいです。
趣味は、バードウォッチング、映画・音楽鑑賞など。
イラストレーターズ通信 / シュガー会員
四国ほどの大きさのベルギー
電車に乗れば二時間で国の端から端まで 行けてしまう小さなくに。
大国に挟まれて 上半分はオランダ語 ( フランダース地方 )、下半分はフランス語 ( ワロン地方 )、言葉も少し複雑です。
アールヌーボー建築やブリューゲル、ルネ・マグリット、導火線の火を止めたヒーロー小便小僧ジュリアン君。小さな彼の像を大事にして色んな着せ替えを行事にしていたり、なにか不思議。
人もおだやかだけど少しユニーク。ビール好きは日本人と似てるかな。そんなベルギーの移り気な空と街並みなどを描きました。 2021 年 5 月の gallery Dazzle ( 外苑前 ) での展覧会作品に 新しく数点描き添えました。
瀧 千尋 木版画展
展示期間 2022年10月1日(土)〜11月30日(水)
One day
展示期間 2022年8月2日(火)~9月30日(金)
「One day」
朝、カーテンを開けて見渡した気持ちの良い景色、夕暮れ時、たそがれて見つめる美しい景色を、色や形、線で表現しています。
この作品が、生活空間にあることを想像したとき、きもちが安らぐものであればいいなと思います。
■ 芦澤有里 ■
1986年 | 静岡県富士市出身 |
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2008年 | 常葉学園大学 造形学部造形学科 油画専攻 卒業 |
2008年 | 第85回春陽展 絵画部初入選 |
2015年 | 焼津芸術寄港 ARTあんえっとん2015 / 焼津(展示・ワークショップ) |
2016年 | 音楽と暮らし / 静岡市民文化会館 (展示・物販) |
2017年 | 音楽と暮らし3 / 静岡市民文化会館 (物販) |
2019年 | びじゅつじょろん 2 / 藤枝市民会館 (物販) |
2019年 | 「遠くの星」ラーメンやんぐ/三島 (個展) |
2020年 | 「treasure」ららぽーと沼津 沼津コート/ 沼津 (個展) |
2020年 | 「memory」gawaMishima / 三島 (個展) |
2020年 | 「calm」第一建設(株)BessoALTANAモデルハウスHIBIKI THE MIRAI / 富士 (個展) |
2021年 | びじゅつじょろん 3 / 藤枝市民会館 (展示・藤枝市藤岡幼稚園出張ワークショップ) |
2021年 | 「4WOMEN’SWORKS4人の女性の仕事」InteriorArtGALLERYDECO/沼津(グループ展) |
2022年 | 「THANK YOU」space戯曲 / 沼津 (個展) |
制作について:
海、山、草花、自然の恵みによる色からインスピレーションを得て、暮らしに溶け込む作品を制作しています。
和紙に描いた色形を裁断し、再構築しています。
長谷川洋子展 煌めきのワルツ
展示期間 2022年6月1日(水)~7月31日(日)
「ジュエリーのように煌めくアートワークの世界へ」ようこそ
ヴィクトリアン時代の仏ドレスから採集したラインストーン、京都で見つけた大正時代の着物生地の一部、染めたアンティークレース、螺鈿細工に使用する貝の表層、エストニアのチョコレートの包み紙、ハワイのスーパーで見つけたグリッターネイル、紹介し尽くせないほどの東西と時代の垣根を超えた素材を操り非常に精緻に作られたロマンティシズムな作品の数々。
本展では、イラストレーター・美術家として活躍する長谷川洋子の近年を中心にしたアーカイブ作品を大小合わせて展示します。
■ 長谷川洋子 YOKO HASEGAWA ■
イラストレーター・美術家
アンティークビース・レース、着物生地など希少素材を繊細に使用し独自のコラージュ技法で一枚の絵を仕上げている。
上質で特別感のあるアートワークは特にビューティー業界、企業ノベルティに親和性があり多数のクライアントに作品の提供を行う他、手芸キットの監修や専門学校でのイラストレーションの指導など多岐にわたり活動中。
近年は個展・オンラインサイトでも作品原画が人気を博し、美術家としての制作に重きをおいている。
1981年 | 静岡市生まれ TIS会員 |
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多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、アパレル企業に勤務 | |
2006年 | フリーのイラストレーターとして活動を始める |
2009年 | 個展「光と陰」ROCKET(原宿) |
2010年 | イブ・サンローラン・ボーテに日本人で初めてパッケージに起用される |
2014年 | 渡仏。ヨーローッパを中心に各地で素材・資料を収集 |
2016年 | 個展「金色のノクターン」GALLERY SPEAK FOR(代官山) 百合佐和子×金澤正人『ユリカナ展Ⅱ』by マジョリカ・マジョルカ(渋谷ヒカリエ)にコラボレーション作品を提供 |
2018年 | 個展「花に開く」Jalk coffee 店(西永福) |
2019年 | 個展「遠い水平線」SPACE YUI(南青山) |
2020年 | 個展「NEW DAYS」SPACE YUI(南青山) |
2021年 | 東京より富士山の見えるアトリエに拠点を移し、セミオーダーサロンを準備中 |
2022年 | 個展「香りのワルツ」銀座伊東屋 |
第6回、第7回、第8回 TIS公募入選 |
第24回ザ・チョイス年度賞受賞 |
第1回イラストノート誌ノート展大賞 他受賞多数 |
笹埜 八郎 そら・はし・はしら 2022
展示期間 2022年4月1日(金)~5月31日(火)
そら・はし・はしら 2022
東京から静岡に移り住んで、最初に感じたのが、広くて変化に富んだ空の美しさでした。海が近く、風が強いので雲が多様な姿を見せます。イギリスやオランダ等の風景画で、画面の8~9割を空が占めているような絵があります。なるほどこんな空を見ると絵に描きたくなるかもしれないと思いました。夕方の空の色がまた素敵です。浮世絵版画の夕焼けの色そっくりで…、いや逆ですね、昔の人が夕焼けの色をかなり忠実に再現しているのではないでしょうか。一時も同じではない多様な表情を見せる空、にもかかわらず、時と場所を超えて誰にとっても「美しい」のは不思議です。
一方、家の近くでは電柱や電線がやけに目立っていて、「せっかくの空や風景を邪魔している。」と、最初はそう思いました。ところが、見ているうちにそのような感じは無くなり、次第に電柱自体の姿が気になってきました。電柱は、おそらくあまり見られることを意識しないで作られています。見せるためのデザインがあまりなされてないために、人工物ではありますがかえって自然な佇まいで、ここにもある種の美しさが感じられます。
また、電柱は人を連想させます。宮沢賢治の童話に「月夜のでんしんばしら」と「シグナルとシグナレス」というお話があり、これらの作品では、電柱は兵隊だったり、いろいろな身分の男女であったりします。同じような形が集まった群れとして見るまなざしと、微妙な違いを個性と捉えているまなざしの両方が感じられて興味深いものがあります。電柱は、電線で限りなくつながっていることから、人間同士の関係も想像させます。「ネットワーク」と「スタンドアローン」、「錯綜する関係」と「孤独」といったことへの関心も、自分が電柱に惹かれる一つの理由です。
空と電柱を描くとき、無限といえる空(空間)と自分との位置関係(物理的に、心理的に)を電柱によって確かめるということを考えています。広大な宇宙の空間をイメージして、ぼんやり自分はその周縁・末端に居ると感じるときがあります。電柱は自分と空とを結ぶ「橋」でもあり、自分を世界の「端」につなぎとめる「柱」でもあるという訳です。
■ 笹埜 八郎 ささの はちろう ■
1958年 兵庫県生まれ
1982年 東京芸術大学美術学部芸術学科 卒業
1982年~1997年 東京都 特別支援学校に勤務
1997年~2019年 静岡県 特別支援学校に勤務
■個展
- 2019年 「そら・はし・はしら」 アートカゲヤマ
- 2020年 「レプリカ 像のうまれるところ」 アートカゲヤマ
- 2021年 「交換と価値」 アートカゲヤマ
- 2022年 「無人販売の野菜たち・その後」 アートカゲヤマ
■グループ展・公募展等
- 2020、21年 静岡ギャラリー十夢 サムホール展
- 2021年 上野の森美術館「日本の自然を描く」展
- 2021年 藤枝市「びじゅつじょろん3」
■作品制作について
身のまわりの日常的な風景から、ふと何か心に引っかかった場面を取り上げて作品にしています。作りながら、なぜ気になったのか? 他の人たちにはどう見えているだろうか? 自分が受けた感じを誰かと共有することはできるだろうか? などの思いを巡らせています。 最初に対象と出会ったときの印象が元になって、作品ごとに素材や描き方などが自然と変わっていきます。 自分の制作したものに限らず、いろいろな人と作品を通してやり取りすることが大切な営みです。