企画展「背守りと子どもの着物」
男の子の背守り 糸じるし
(静岡、大正末〜昭和初期、個人蔵)
背守り見本
(静岡、明治〜大正、個人蔵)
2023年12月09日(土)~2024年2月18日(日)
9:30~16:30
休館日:月曜日(1月1日、8日、2月12日は開館)
幼い子どもの背襟の下に色糸を長く垂らしたり、形を縫い付けたりしたものを見たことがありますか?
これは“背守り“といい、子どもの成長を願うお守りでした。「悪魔が子どもを連れ去ろうとする時に、背守りに目を奪われて糸を解こうとするそうです。その間に子どもは服を脱ぎ捨てて逃げるんです」と、静岡市内で背守りの効果を聞いたことがあります。戦後は洋装が多くなり次第に背守りも忘れられてしまいましたが、静岡市内でも1958年に縫い付けられた背守りが残っていました。
本展では、子どもへの想いが込められた背守りと明治から昭和時代中頃までの子どもの着物を紹介します。
- ■主催
- 一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
- ■後援
- 静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/毎日新聞静岡支局/
読売新聞静岡支局/産経新聞社静岡支局/
静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社 - ■協賛
- 鈴与グループ
特別展「朝鮮通信使と清見寺」
清見寺伽藍図(江戸時代初期)
2023年10月7日(土)~12月3日(日)
9:30~16:30(10月7日は10:30開館)
休館日:月曜日(10月9日は開館)
善隣友好の場:清見寺
清水区興津の清見寺は奈良時代の清見ヶ関に隣接して創建され、足利尊氏が五山十刹のひとつに加えるなど権力者の庇護を受けてきました。
同寺所蔵の朝鮮通信使の詩書(紙本分)48点を含む「朝鮮通信使に関する記録」が、日韓の民間組織が共同申請していたユネスコ「世界の記憶」へ2017年に登録されました。また、木板に刻まれた詩書の多くも静岡県指定文化財となっています。
今回の展示会は、普段非公開となっているユネスコ「世界の記憶」に登録された物件に加え、静岡県指定文化財の朝鮮通信使資料や清見寺の歴史資料とともに、両国の善隣交流を紹介するものです。
※朝鮮通信使詩文48点は2期に分けて展示します。
前期:10月7日(土)〜11月5日(日)
後期:11月7日(火)〜12月3日(日)
詩稿 夜過清見寺
従事官 南龍翼(壷谷)筆、 明暦度(第6回通信使)
ユネスコ「世界の記憶」
静岡県指定文化財
「瓊瑤世界」扁額
2つの美しい国が出会い 平和な世界をつくる
読祝官 朴安期 筆、 寛永20年度(第5回通信使)
静岡県指定文化財
- ■主催
- 一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
- ■特別協力
- 巨鼇山清見興国禅寺
- ■後援
- 静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/毎日新聞静岡支局/
読売新聞静岡支局/産経新聞社静岡支局/
静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社 - ■協賛
- 鈴与グループ
開港展―海外を魅了した日本の輸出工芸品―
金子皓彦コレクション
薩摩焼バックル(幕末〜明治)
芝山細工花籠図小箪笥(明治)
麦わら細工葉巻入れ(明治)
2023年8月11日(金)~10月1日(日)
9:30~16:30(8月11日は10:30開館)
休館日:月曜日(9月18日は開館)
日本は1854年(嘉永7)に下田・箱根の2港を開港しました。この後、パリを皮切りに各地で開催された万国博覧会へ出品した日本の工芸品への評価も高く、欧米に“ジャポニズム(日本趣味)”を流行させました。本展示は、明治時代から昭和時代はじめにかけてジャポニズムを生み出した日本各地の工芸品を紹介します。
- ■主催
- 一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
- ■後援
- 静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/毎日新聞静岡支局/
読売新聞静岡支局/産経新聞社静岡支局/
静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社 - ■協賛
- 鈴与グループ
それぞれの富士山展
「霊峰富士」大久保 勇(版画)
「風和ぎ」藤浪瑛智(日本画)
2023年7月1日(土)~8月6日(日)
9:30~16:30(7月1日は10:30開館)
休館日:月曜日(7月17日は開館)
静岡県は山と海があり風光明媚な土地として知られており、特に富士山は霊峰とも呼ばれるように日本人にとって神聖な存在となっています。
本展示は、日々、富士山を仰いで暮らしている静岡県文化協会会員が創作した富士山の平面作品により、それぞれの富士山のイメージを紹介してまいります。
- ■主催
- 一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)、
静岡県、静岡県文化協会 - ■後援
- 静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/毎日新聞静岡支局/ 読売新聞静岡支局/
産経新聞社静岡支局/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社 - ■協賛
- 鈴与グループ
オールドノリタケ
金盛コバルト菊絵飾壺
ハロウィーン水差し、ワインジャー、絵皿
2023年5月13日(土)~6月25日(日)
9:30~16:30(5月13日は10:30開館)
休館日:月曜日
オールドノリタケは日本陶器合名会社(1904年創業、現ノリタケカンパニーリミテド)が明治期から戦前まで欧米に輸出した陶器のことで、芸術的な絵付けや繊細な細工が施された花瓶やテーブルウェア、置物がありました。
オールドノリタケは輸出が主だったため、日本では目に触れることはほとんどありませんでした。しかし、1970年代にはアメリカで専門誌が発行されるなど骨董愛好家の間でブームとなり、1990年代以降は日本でも愛好家が増加していきました。
本展示は、金を使った初期の森村組時代から日本陶器合名会社となった第2次世界大戦頃までの作品を集め、細密さで欧米人を魅了したオールドノリタケを紹介します。
- ■主催
- 一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
- ■後援
- 静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/毎日新聞静岡支局/
読売新聞静岡支局/産経新聞社静岡支局/
静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社 - ■協賛
- 鈴与グループ